普段使いから特別な時まで幅広いオシャレに使えるカラコンですが、疲れていたり外し忘れてしまって眠ってしまったという経験がある方もいらっしゃると思います。
1日位ならと軽く考えがちなことですが実はとても危険なことです。正しい知識を学んで確実に外して眠るようにしましょう。
なんで付けたまま寝てはダメなの?
付けたまま寝ると「目の裏側にコンタクトが入ってしまって取れなくなる」と聞いたことがある方もいるかもしれませんが、これは間違いです。
目の構造上裏側に入るようなことはまずありえません。
ですが、目は睡眠時でも動いているため瞼の裏側など奥の方にいって取りづらくなってしまうことはあります。
また一番危険な理由として、睡眠時に目が乾いて眼球にコンタクトがくっついて取れなくなってしまうことがある点です。
通常のコンタクトよりもカラコンは厚さがあり目の表面の水分を吸収しやすくなっています。
睡眠時は瞬きをしないため水分がたくさん必要なカラコンをして眠ってしまうと目の表面の水分が足りなくなってしまいやすいのです。
レンズと眼球の間は適度に潤っている状態が理想ですが、この水分がなくなってしまうと乾いて外れなくなってしまうためとても危険です。
ハッと気づいたら眠ってしまっていた時は
まずは目に水分を与えるために目薬をさしてください。
カラコンや眼球が潤いを取り戻すので、そのまま取れそうなら取ってしまって構いません。
ですが、外れにくい場合は無理に取ったりすると角膜を傷つけてしまうので絶対に駄目です。
もし外れない場合は、洗面器や目を覆えるケースなどに水を溜めてゆっくりと目をパチパチとしてみてください。
乾き具合にもよりますが、数分つけているだけで大半はコンタクトは取りやすくなるはずです。
ただしそれでも場合によっては取れないこともあります。
先程も言いましたが、そのような場合は絶対に自分で取ったりしようとせずに眼科に行って取ってもらうようにしましょう。
またカラコンが取れたとしても長時間放置してしまったことにより、目が酸素不足により白濁してしまっていることもあります。
これは角膜の内側にある細胞が酸素不足により死滅してしまうことから起きる減少で、自然治癒したりはしませんので早急に眼科を受診することが大切です。